抜け毛の仕組み

抜け毛の仕組み

人間の髪の毛は、ある程度の期間で入れ替わっていきますが、これを「ヘアサイクル」と言います。ヘアサイクルを大きく分けると3つの段階に分かれ、一回りを男性では3~5年、女性では4~6年で巡っていきます。最初の段階が「成長期」と呼ばれる段階で、ヘアサイクルの中では時間の大半を占めます。この時期は毛乳頭から毛髪がどんどん生成され、発毛から長く太く毛髪が育っていきます。太さはある程度で止まりますが、長さはこの段階が続く限り伸びていきます。この時期は逆に自然脱毛の時期でもあり、新しい毛が生成されることで古い毛が自然と脱毛していきます。
次の段階が「退行期」と呼ばれる段階で、毛髪の成長が鈍っていく時期です。時間としては2~3週間ほどで、この時期には毛髪の成長が止まり、毛母細胞と毛乳頭が切り離されていきます。いわば次の髪が生える前段階に当たる時期であり、髪にとっての老年期という事も出来るでしょう。
最後の段階が「休止期」で、期間的には3~4ヶ月となります。この時期には髪としての活動は完全に停止しており、次の髪が生成され次第脱毛することになります。髪にとっての晩年といって良いでしょう。
さて、AGAなどになると、このヘアサイクルが著しく短縮されて、毛髪が十分成長しないうちに退行期と休止期に突入してしまいます。当然そうなれば毛髪は全体に細く短いものばかりになり、「薄毛」という状態になっていきます。またヘアサイクルが短くなる過程では、これまで成長期だった毛髪が相次いで退行期~休止期に入って行きますので、一気に抜け毛が増えるという事も起きてきます